続きです。
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「ねえやよい、今度の週末にみゆきちゃんとみゆきちゃんのお母さんを誘って映画見に行かない?話題のファンタジー映画。
 ついでにちょっと贅沢目なランチを取って、お買い物、と言ってもほとんど見て回るだけだけど、そうして楽しみましょう」
「いいかもしれないね!じゃあ私がみゆきちゃんに電話してみるね!」

やよいは本当にみゆきちゃんと仲良くなったみたい。引っ込み思案なやよいにしては珍しいことだわ。
やよいに聞くまでもなく、みゆきちゃんはOKしてくれたみたいね。

「一緒に行くって言ってるよ! 楽しみだね!」
「じゃあ、ちょっと私に電話代わってくれる?」
「あ、うん、ちょっと代わるね」
「みゆきちゃん? やよいと一緒に行ってくれるんですって? 本当にありがとうね。やよいは何かないと
 休みの日でも一日家にいるから、外に出るのはうれしいわ」
「え、えーと、こちらこそよろしくお願いします!」
「それで、お母さんにお電話代わってもらえるかしら」
「はい、じゃあ代わります」
「はい、黄瀬さん、お電話代わりました」
「あ、星空さん、ご無沙汰しております、黄瀬です。こちらからのお誘いでしたが一緒に行って下さるということで良かったです」
「みゆきをよろしくお願いします」
「あ、それで、お母さんも一緒にいらっしゃいませんか?」
「え、私もですか?」
「ええ、みゆきちゃんもうちのやよいも放っておいても危ないような年齢でもないし、お茶でもしながらゆっくりお話ししませんか?」
「じゃあ…お誘いに乗っちゃおうかしら。うちの主人は置いて行って女子会ってことの方が楽しそうですね」
「はい、楽しみにしています」

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「すっごく面白かったね! あの主人公の女の子がプリンセスを救い出してヒューって空を駆けるシーンとか
 ワクワクした!」
「私はあのお城が人型に変型して立ち上がって戦うシーンが好きだった! なんかロボットみたいで!」
「やよいちゃんってテレビはどんなテレビが好きなの?」
「私はニチアサをずっと見てるよ。プリキュアはまあいいとして、いまは仮面ライダーが好き!
 ゼロワンっていうんだけど、ジャンプ力ライダーなのね。で、それと対立するようなそうでもないようなっていう
 A.I.M.S.っていう組織があって、刃唯阿っていう女の人がカッコいいの! で、この人もライダーに
 変身するんだけどバルキリーっていってスピードが武器なんだけどこっちはあまり好きじゃないな。
 不破諫が変身するパワータイプのバルカンが好き!」
「私はねえ、サブスクでディズニーばかり見てるよ。一番好きなのがピーター・パンだけど知ってる?
 大人にならない男の子が主人公でフック船長っていう悪者と戦うの。絵本も出てるけど、
 やっぱり映画がいいよね! もうずいぶん昔にアニメになってるんだけど、
 妖精のティンカー・ベルとかいろいろ主人公を変えて何回も映画化されてるんだよ!
 名作の証拠だよね! もう何回見ても飽きない!」

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ではまた約1週間後に。