GWも終わりですねえ…って、忘れるところでした。
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ああ…
何なんだろう、あれから育代さんの「呼び出して」の言葉が頭の中でグルグルグルグル…
そのことを意識するたびに好奇心と警戒心が同時に蠢くけど、正直下腹部が疼くことは否定できない。
好奇心が「何事も経験」と言い出すのを「火遊びを楽しむような歳じゃないでしょ」と理性が否定する。
でもまたしばらくすると好奇心が起き上がろうとする。
この1ヶ月ほどそうやって過ごしてきたけど…私はどうしたらいいんだろう…

もう…何言ってるんだか。
わかってる。
本当は経験してみたくてしょうがない。
だけど、勇一とかやよいとかの顔が目に浮かんだら躊躇ってしまうこともわかってる。
完全に育代さんの思う壺なんだわ。
悔しいけど、彼女の誘いに乗ってみないと事態は何の進展もない。
もう今日、肚を決めよう。

「課長、申し訳ないんですが娘が体調を崩したと学校から連絡がありまして、
 今日は早退させていただいてよろしいでしょうか?」
「そういうことなら仕方がないだろう。帰って見てやりなさい」

…というわけで会社を抜けて来ちゃったわけだけど…
もうここまで来たら、やるしかない!

「もしもし、育代さん?黄瀬です」
「あら、ちはるさん。お久しぶりね。元気にしてた?」

もうこの「元気にしてた?」ですらそういう意味にしか聞こえない。

「ええ、おかげさまで…で、今日は仕事で午後は半休を取ったの」
「あら、そうだったのね。やよいちゃんに何かあったの?」
「…もう、意地悪なこと言わないで…」
「え?」
「…ほら、以前百貨店のトイレで…」
「ああ、あのことね。ご休憩に行くのね。もうおもちゃは買った?」
「いえ、まだ。何だったらどこにご休憩に行くのかも決めていないわ」
「なるほど。じゃあ、おもちゃは買わなくていいわよ。私が持っていくから。
 ご休憩の場所が決まったらどこかで待ち合わせしましょう。場所を連絡して」
「ええ、わかったわ。よろしく」

よろしく、なんて、自分でも言っててなんか変な感じだったけど、他に言葉が出てこなかった。
でも、そうなると車で行くしかないような大型のラブホには行けないのかしら。
タクシーを使えば行けないことはないのでしょうけど…
うん、誰かに出くわしたら面倒なことになるから、とりあえず育代さんに来て貰って
高速沿いのラブホに行った方がよさそう。
…なんか、考えているだけでドキドキして、下腹部が楽しいことを求めて熱を持ってくる。
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今日はここまでにします。
ようやくふたりでご休憩に行っちゃいます。