>>402

今回、中華ドールにしてやられた原因は、国内がシリコンドールに注力しているときに、
TPEの実績を積んでいた中国メーカー(TPEも昔は国内で作っていたようだが、中国に生産が移った。)がこれをドールに応用して、コスト・品質の向上に成功したのが最大の要因。
中国でも経済発展で、昔と違って安かろう悪かろうでは売れなくなったことと、ドール開発に投資する余裕資金が出てきたため、中国ドール品質の向上の後押しになった。

一方で、国内メーカーは今回の素材のイノベーションも、経済発展も蚊帳の外だった。
結果的に既存のシリコンにこだわったことで、価格差が何倍にもなり、不利を強いられた。
まあ、石炭から石油に替わった例もあるし、こういうのは昔からあることだけど。

今さら言っても手遅れだが、日本のドールメーカーは、中国メーカーに資金投資するとかの形で、経営権や中国企業の所有権を得るべきだった。
そうすれば、中国ドールの利益の分け前は日本のドールメーカーに来ることになる。
将来的に中国ドール路線が勝つのか、日本ドール路線が勝つのかは、予測できないとしても、どちらかは生き残るだろうし、
技術や技術者を提供しても、純粋な流失損ではなく、何かしらの利益としてもどることになる。

要するに、日本のドールメーカーは中国メーカーの予測に失敗して、価格競争で負けるから喧嘩することもできず、といって仲良くすることもできない状態になった。
ぶっちゃけ、経営者の判断ミス。

この状況で、日本が可能性があるのは、
・次のイノベーションが起きて、何らかの理由で中国は苦手だけど、日本は得意という状況が発生すること。(既存のドールメーカーとは限らない、新興勢力が台頭することもあり得る。)
・上に伴って、価格差が事実上逆転すること。   質が云々以前に日本のドールは高価すぎる。

・日本はドールの設計・開発に特化して、製造は他のメーカーに任せる。(いわゆるファブレス。インテル社のように自社製造にこだわる例もあるが、ラブドールで超精密機器の精度は必要ないので無意味)

・特許など知財権の形で、他社のパクリを防ぎつつ、細かな改良を続ける。
・中華ドールは総じて重いので、個人的には軽量化技術を進めてほしい、特にグラマラスなドールになればなるほど致命的な重量(>>345の70kgとかありえん)だから。