このほどアメリカに住む女性が、オンラインショップで娘にそっくりなラブドールを見つけて衝撃を受けたという。『Child Rescue Coalition』『7NEWS.com.au』などが伝えた。
米フロリダ州を拠点とするテレビ局『NBC 6 South Florida』で今月2日、娘の写真が盗用され「ラブドールのモデルに使われた」と訴えた母親のニュースに多くの関心が集まった。
母親の名前はテリさん(Terri)とだけ伝えられており、彼女にはカットちゃん(Kat)という8歳になる娘がいる。カットちゃんは分類不能型免疫不全症(CVID)を患っており、度々入院しながらも時にはキッズモデルとして活動していた。
「友人からメッセージを受け取り、写真を見た瞬間に堪えきれず泣き崩れてしまいました。今まで味わったことのない感情が入り交じって完全に心が折れてしまったのです。
写真の人形は私が撮った娘の写真と非常によく似ていました。これは自宅で撮ったものですが、履いている靴下からポーズ、ぬいぐるみの位置でさえ同じでした。」
「一部の病的な人が娘の写真を勝手に使って、小児性愛者が不当に扱うための物を作るとは想像もしていませんでした。
そんな不適切な子供のラブドールをAmazonが販売していることにもショックを受けました。私はずっと『アメリカではこれが合法なのか?』と自問自答していました。」
自分の娘にそっくりなラブドールが誰かに購入されるなど想像するだけでもおぞましいと感じたテリさんはアメリカ版Amazonに連絡し、その4日後には販売ページが削除されたとのことだ。
しかしテリさんは『NBC 6 South Florida』で「できるものなら、その人形を全て燃やしてしまいたい」と涙ながらに語った。