ラブホテルのベッド下に女性死体 死後10―20日 気づかず営業続行
/東京1988/01/03, 東京読売新聞 朝刊, 27ページ,  , 456文字

 二日午前九時十分ごろ、東京都大田区蒲田五の二〇の五、ラブホテル「ウィンザーホテル」(斎藤康雄支配人)から、
「四一二号室のベッドの下に女性の死体がある」と一一〇番があった。蒲田署と警視庁捜査一課で調べたところ、女性
は半裸で、所持品がないことなどから、殺人事件と見て同署に特別捜査本部を設置、捜査を始めた。
 これまでの調べによると、女性は死後十日から二十日たっており、外傷はなく、同本部では、四日、死体を解剖して
死因を調べる。女性は二十五―四十歳、身長一メートル六〇前後、上半身裸で、下着しかつけていなかった。右下腹部
に長さ三・五センチの手術跡があり、ショートカットで、白髪をクリ色に染めていた。青の七宝焼のペンダントをして
いたほかは、所持品や衣類、履物はなかった。
 同室では、四、五日前から悪臭がし始め、一日夜に宿泊しようとした客から苦情があったため、二日朝、従業員二人
がベッドの下を点検して死体を見つけた。
 四一二号室では、悪臭がするまで従業員は特に不審な状況に気づかず、毎日二、三組の客が利用していたという。


>悪臭がするまで従業員は特に不審な状況に気づかず、毎日二、三組の客が利用していたという。
>悪臭がするまで従業員は特に不審な状況に気づかず、毎日二、三組の客が利用していたという。
>悪臭がするまで従業員は特に不審な状況に気づかず、毎日二、三組の客が利用していたという。