パチ屋で働いてた時、開店前の清掃スタッフに中国人の若奥さんがいた。
片言の日本語を操るまぁまぁ美人。
その人が便所掃除始めるといつもションベンしに行ったっけ。
「ごめんね、ちょっとオシッコさせて」って入っていくと、初めは便所から出てっちゃったけど
「気をつかわないで、そのまま掃除続けて」って言うと、出て行かなくなった。
勃起したところを見せてやろうと思ってたんだけど
「男の人わ、たたまま出来てイイね〜」なんて軽口を叩く明るい人で
上手くいかず、ションベンして出ていくだけの日々が続いた。
今日こそは絶対勃起させる!と決意したある日、勃たせる前に妙な尿意を覚えた俺は
先にションベンをすることにした。出てきたのは赤黒い尿。
俺はたまげて悲鳴をあげた。
「どしたの!」って駆け寄ってきた若奥さんも、真っ赤に染まった便器を見て絶句。
「びょいんいかなとだめよ」と俺を病院まで連れて行ってくれた。
診てもらった結果は結石で、砕いてもらってすぐ治ったけど
皮肉なことに俺が復帰するのと入れ替わるように
若奥さんは乳がんに倒れ、闘病の末に亡くなった。