歌舞伎町で乱闘、組員5人逮捕 住吉会系団体 勢力争いでトラブルか

 東京都新宿区歌舞伎町の路上で暴力団組員同士が乱闘する事件があり、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊が23日、
暴力行為法違反の疑いで、指定暴力団・住吉会傘下の2次団体と3次団体の30〜40代の組員5人を逮捕したことが分かった。

 3次団体が準暴力団「関東連合」(解散)の元メンバーを吸収する形で勢力を拡大する中、2次団体との間でトラブルが多発するようになったとされ、
警視庁は両組の対立を背景にして乱闘に発展したとみて経緯を詳しく調べる。

 関係者によると、逮捕容疑は平成29年2月、歌舞伎町の商業施設前の路上でトラブルになり、殴り合うなどしたとしている。複数の負傷者が出ており、
組特隊はほかにも乱闘に関わった組員がいるとみて捜査している。

 2次団体と3次団体の両組は歌舞伎町などを縄張りにしており、近年はシノギ(資金獲得活動)をめぐって日ごろからトラブルを繰り返しているという。