ここは、前澤さんのセンスで成長してきた企業なので、POSシステムによる売れ筋見極めのようなわかり易い成長性ではありません。
1990年代半ばには、POSシステムによる売れ筋管理とドミナント出店で高収益とうたわれた明快な成長力でイトーヨーカ堂は高く評価され、ドン・キホーテは「泥棒市場」からスタートした雑多でわけわかんない勘頼りの成長性ゆえに評価があまり高くありませんでした。
ヒートショックなどのわかり易い技術的差別化で伸びたユニクロと異なり、ここはセンス面の差別化が大きな強みなので、判り難いんですよ。
それ故に割高に思われやすいのです。
その証拠に、信用売り残が信用買い残を上回っています。
こうした割高水準と見た売り方が、
空売りを日中の取引時間中に売り下げて、チャート悪化を目指しているのでしょう。
実際には収益成長性の鈍化などの特に悪い材料は出ていません。