【三宅と安倍】

朝日新聞デジタル
言葉の意味ずらす、今の政治 批判逃れの「見事な技術」
2017年8月1日07時25分
 安倍晋三首相からは答えたくない質問への応答の仕方を学ぶことができる。
相手が自分の瑕疵を明らかにする目的で何か問いを発したとしよう。
そのとき、軽々に答えはしない。「あなたの前提が間違っている」と切り返す。
私に瑕疵があると考えてそんな質問をするのでしょうが、私に瑕疵はない、
と自分を正当化する論を展開する(この部分は長く続くほどよい)。
また、その質問は「印象操作だ」と決め台詞を言うことも忘れない。
以前乱発されていたこの言葉は、きわめて応用範囲が広い。
自分に不利な目的で為された質問に対しては、すべて「印象操作だ」と切り捨てることができる。