(つづき)

 この時代もAVメーカーの乱立で競争が激化し、倒産メーカーが増加した。資金繰りに
困ったAVメーカーが撮影済みの素材テープを売却し、モザイク処理前の映像
「流出裏ビデオ」が出回った。

 1997年、日本のAVを販売するアメリカのポルノメーカーが現れ、日本のAVから
モザイクを外しアメリカ西海岸やハワイなどに観光に来る日本人に「無修正ポルノ(
裏ビデオ)」をお土産として販売するポルノ市場が登場した。

 2000年、日本人のAV女優が出演する裏ビデオ(DVD)の販売とネットの普及が日本に
いながらにして海外のサイト「カリビアンコム」などにアクセスすることで日本人の無修正
アダルトビデオの視聴が可能になった。