(このままだと…殺される…俺の力じゃ勝てない…もう一度…あんな強い光を浴びたら…殺される…)

嫌だ…嫌だ嫌だ…イヤだ!!死んでたまるか!!だけど…。

【男の瞳に染まる真っ黒な純真。その中には淀みも穢れも無い。あるのは】

殺してやる…あいつだけは。

【男の瞳には初めて本物の殺意が生まれた。今まで強者の皮を被り見せかけの殺意を振りまいていた男がついに手にした強さ、強者に絶対的に必要な物】

お前だけは生かしておけない…!!殺してやる殺してやる!!俺がたとえお前に殺されても…

お前だけは殺してやるぞぉぉぉぉ!!

【本物の殺意を纏い、男の身体は闇に堕ちた様に銀色から黒色に染まる。顔は血塗れだがその痛みは今は忘れているのか、身体が更に肥大化し地面を割る勢いで相手へと突撃した】

【この行為は確かに本物の殺意による捨て身の攻撃だがまだ再び光に飛び込む事になる、光によっては無残に死ぬだろう。だがそれでも男は相手へと稲妻の如く突き進む。極限まで硬化された拳で己れの死を射抜く為に】

/お待たせしました