逮捕の瞬間に飲み込んだと見られるドラッグ入りの袋。英エセックス州のハーロウで1月17日、24歳の麻薬密売人ラマー・チャンバーズ(Lamarr Chambers、24)が逮捕されたが、留置場でも拘置所でも彼は決してトイレで「大」をしない。
予備審問が控えているにもかかわらず便秘は21日間にもわたり、証拠の品を得られず警察が困り果てていることが10日ほど前に大きく報じられた。
「起訴されまい」という容疑者の忍耐力や根性にも驚くが、健康衛生上ヒトの胃腸はどれほどの期間の意図的な便秘に耐えうるものなのか。
袋が破裂する可能性も考え、早く手を打った方が良いとの声もあがっていた。そんななか現地メディアの『Essex Live』によれば19日、チャンバーズはついにチェルムズフォード治安裁判所に初出廷した。
しかし病院からの便検査結果について尋ねられた検察側は、「何ら有益な物質を病院に提出できていない」としてあと5日間の拘置許可を懇願するしかなかった。最新情報によれば便秘はついに連続34日間を記録し、これはイギリスの拘置所でも例のない長さであるそうだ。
場所を変えたら催す可能性もあるとして、チャンバーズはスタンステッド空港内でもトイレに座るよう促されたことがあるが、結局何も収穫はなかった。
拘置所はチャンバーズの体調について毎日必ずチェックをしており、緊急事態となればすぐに病院に連れて行く準備があるという。なおチャンバーズは決して何も食べていないわけではない。
ケロッグのシリアルバー「フロスティーズ」をよく食べるようになっており、1日に8本を食べる勢いを見せたことも。
また果物と野菜も摂るようになり、出廷の前には母親が料理して差し入れた魚料理も口にした。警察の広報担当者は「いずれその日が来たらきちんと発表します」としている。
http://japan.techinsight.jp/2018/02/yokote2018022212122.html