友人宅から現金1千万円を盗んだとして、警視庁は、東京都江東区の中学3年生の少女(14)を窃盗容疑で逮捕し、16日発表した。
「友人宅に遊びに行ったときに2回、札束の現金を盗んだ」と容疑を認めているという。盗んだ現金の大半は中学校の同級生に配っていたという。

 少年事件課によると、逮捕容疑は1月初旬〜2月27日、小学校で同学年だった友人の自宅マンションの一室から、現金1千万円を盗んだというもの。
少女は友人宅に週に何度も遊びに行く仲だったという。友人の母親が2月下旬、現金がなくなっていることに気づき、3月3日に深川署に届け出た。

 2月中旬、少女の母親が、少女の自室クローゼットから約1千万円が入ったバッグを発見。
少女に尋ねると「知らない男に預けられた」と説明したため、少女を連れて翌日、深川署に相談に訪れた。

 しかし、少女は母親に見つかった後に現金を持ち出し、中学の同級生10人ほどに数十万〜100万円ずつ配ったという。
少女は「同級生から仲間外れにされているように感じ、若干ストレスを感じていた」と話しているという。
中学校が調査するなどし、これまでに約740万円を回収。少女宅から50万円が見つかったが、残りの約210万円は見つかっていない。

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