男性なら誰でも一度は“素人投稿エロ雑誌”を見たことがあるだろう。手の届かない美女が極上のセックスを見せるAVとは違い、素人の生活を盗み見するような背徳感と、それほど美人ではない登場人物が醸し出すリアルさが、やたらにソソったに違いない。 

しかし「ニャン2倶楽部」(コアマガジン)や「アップル写真館」(大洋グループ)といった老舗の素人投稿雑誌が、改正児童買春・ポルノ禁止法の影響などにより休廃刊を余儀なくされている。投稿雑誌は今後どうなってしまうのか。 

 投稿雑誌は1980年代後半から90年代後半にかけて全盛期を迎え、素人女性のヌードやパンチラ、着替え盗撮の投稿写真が誌面を飾り、毎月10誌以上が出版された時期もあった。

ネット出現と普及によるエロ雑誌“冬の時代”にも大健闘した投稿雑誌が、いまや風前のともしびだという。 

今後は相手の年齢が確認できないナンパなどの状況における写真撮影自体が抑制される可能性もある。

その影響でエロ画像の投稿も減り、投稿エロ雑誌は存続がより厳しくなりかねない。投稿誌関係者が、斜陽の歴史を振り返る。 

「第一波は、18歳未満を撮影したポルノ画像の製造や販売を禁止した児ポ法(1999年成立)。

女性が18歳未満でないことの確認手段として身分証のコピーか、直筆の誓約書が求められるようになりハードルが上がり、投稿数が激減した」