おもらし時代小説を書こう♪
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皆様こんにちは。
私は長年おもらしする女性に萌えてきた者です。
私は今までいろいろなおしっこ、おもらしサイトを見てきましたが、江戸時代の人がおもらしするなどの、昔の人がお漏らしするような内容のサイトは見たことがありませんでした。
歴史も好きな私としては、非常に残念な話です。
そこで、皆様、ここでおもらし時代小説を書きませんか?
興味がなければよいのですが……もしかしたら私と同類の人も意外といるかもとか思いまして…
昔の時代であればどの人の話を書いてもOKです。(淀殿・寧々・持統天皇・日野富子・男でも好きというひとがいれば…)
「ええい、これだけしか集まらぬか!これではとても足りぬ」
レオフリックはいらだたしげに叫んだ。
「あなた、もうそんなことはおやめなさい。いたずらに民を苦しめるだけですわ」
「何を言うか、ここで引き下がっては今までの散財までもが無駄になる。
今ひとときの苦しみに耐えさえすれば、わが民にも誇らしき日々が待っておるのだぞ」
いさめる妻に、レオフリックは彼等が置かれた情勢を説明しようとした。
「民の貯えをあてにして、しぼりとって。それで名誉と地位を購うのですか。
こんなのは誇り高きアングロサクソン族の生き方ではありません」
妻はしかし、あくまで反対した。部族の生き方に反するとさえ言って責める。
11世紀イギリス。
アングロサクソン族は、デーン人やノルマン人の侵攻を武力だけでは撃退できず
財貨と引き換えに撤退させることが定着して久しい。民の上に立つ者にとって、
財は政治的に大きな意味を持つようになり、かつては無かった重い課税が
次第に当たり前な事になりつつあった。 「誇りなどと時代錯誤なことを言っておる場合ではない!
ここでやつらに遅れをとってみろ、下手をすれば我らは全てを失うかもしれんのだぞ」
イギリスは当時、外来のデーン人の王を戴いていた。
デンマーク・ノルウェーをも支配するデーン人カヌート大王を迎えて以来
アングロサクソンの体制は改められ、アングロサクソンの有力豪族たちは
地方を統治する伯に任じられた。有力豪族の一人であったレオフリックは
マーシア伯を任じられている。
レオフリックはカヌート大王の死後、王子たちの後継者争いに関わり、
自分が支援した王子がイギリス王についたことで、一度は実権を拡大していた。
しかしその新王は暗殺され、別の王子ハーディカヌートが王位についたため
レオフリックの地位は危ういものとなっていた。このような状況でレオフリックは、
ライバルである他の有力豪族を押しのけ、ハーディカヌート王の心証を良くして
強い立場を勝ちとるべくと日々奮闘していた。そのためには多大な財が必要なのである。
「そしてデーン人の飼い犬になりさがるのですか。
全てを失っても、誇りを失うよりはましなのではありませんか」 アングロサクソン人の財産が、イギリス本土には愛着のないハーディカヌート王の、
本拠地デンマークでの勢力争いに使われてしまうのは分かりきっている。
レオフリックとてアングロサクソンの有力豪族である。決していい気はしないが
マーシア地方を守る力を得るためにも、これは必要なことだと割りきっている。
だが妻はそんなレオフリックのやり方を認めない。
「コヴェントリーにも上乗せ課税をすることになりそうですわね。わたくしは認めませんわ」
レオフリックが統治する広大なマーシア地方にはいくつもの町があり
コヴェントリーもその一つなのだが、この町を含む地域は本来、彼の妻の一族の
拠点であり、レオフリックは婚姻によってこの地域を合併して勢力を得ていた。
したがって民は、元々の領主一族である彼の妻への心服度が高く、妻の反対があるとなると
コヴェントリーでの徴税は困難を極めるであろう。
のちの、イギリス初の土地台帳『ドゥームズデイ・ブック』にも
<数少ないサクソン人領主><唯一の女性領主>としてレオフリックの妻
――レディー・ゴダイヴァ――のことが記載されている。 「時代は変わったのだ。アングロサクソンの誇りだけでは生きていけない時代にな。
わかってくれ」
レオフリックは懇願した。イギリスに愛着のないハーディカヌート王は
容赦のない裁断を下すことが多いのだ。コヴェントリー分の税収が見こめないとなると…
「わたくしは誇りを捨てたくはありません」
妻は決してゆずらない。レオフリックは一計を案じた。
「では分かった。おまえの誇りに免じてコヴェントリーへの上乗せ課税はやめよう。」
妻の顔が喜びに輝く。
「だが、その前に、アングロサクソンの誇りを私にも思い出させてほしいのだ。」
「わかりましたわ。どのようなことでもいたしましょう」
デーン人やノルマン人の侵入によってアングロサクソンの良き伝統が廃れつつあることに
強い不満を感じているゴダイヴァ夫人は、喜んで答えた。
「そうだな、民にも苦しい思いをさせて心苦しかったところだ。酒宴を開こう」
アングロサクソンをはじめとするゲルマン人は、酒宴を好み、宴の場で腹蔵ない意見を
ぶつけあって、部族にとって重要なことを決める習慣を持っていた。 「わかりましたわ、決してアングロサクソンの名に恥じない宴を準備してみせます」
ゴダイヴァ夫人はさっそく、会場を自分の地元であるコヴェントリーの町と決め
酒宴の用意をはじめた。
社会が変化するにつれてほとんど行われなくなった伝統の復古である。
数日後、準備が整い、大規模な酒宴が始まった。
かつては小さい集落規模での宴だったが
定住が進み大きな町に住むようになったこの時代では、町一つという桁外れの規模だ。
(これだけの財を宴で消費する余裕があるのなら、税として供出してくれれば)
とレオフリックは思わなくもなかったが、ゴダイヴァ夫人に言わせれば
民に還元されるかどうかが大きな違いなのだ。
ゴダイヴァ夫人は、挨拶に来る人々とその都度杯をかわした。
杯を受けるのは主催者の役割である。古い風習の大々的な復活とあって酒宴は大盛況、
多くの人口をかかえるコヴェントリーのみならず、近隣の町からも噂をききつけて
人々が集まってくる。ゴダイヴァ夫人は伝統的な宴に集まる人々を見、誇らしく思った。 一時間もすると、ゴダイヴァ夫人の様子がおかしくなりはじめた。
そわそわと落ち着きがなく、杯を干しながら時々足踏みをしている。
アルコールにはべらぼうに強い部族でもあるし、酒のアルコール度もたいしたことはないので
酔っ払ったわけではない。そう、オシッコが我慢できなくなってきたのである。
無理もない、一時間にわたって立て続けに飲みつづけているのだ。
古い慣例では、招かれた主な客とひととおり杯をかわすまでは主催者はその場を
離れるのは大変失礼にあたる。それがわかっているので、ゴダイヴァ夫人は済むまで
我慢しようとは思うのだが、飲んだ水分は大変な量である。それがオシッコになって
次々に膀胱に送られてくるのだから、限界が来るのも早い。
迂闊にもゴダイヴァ夫人はオシッコの問題は計算外だった。
過去に親族内での小規模な酒宴を主催した経験はあったが、主な客と杯をかわすのに
せいぜいニ、三十分程度で済んだし、飲んだ量もそれほど大量ではなかったので
あまり気にならなかったのだ。
1対1でなく、グループ単位を相手に杯をかわしているものの、
まだ全体の2割ほどしか済んでいない。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています