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 時計は午前二時を少し回っていたと思います。
 玄関に素足のまま母と子がたたずんでいました。非常に違和感のある格好です。近所からは物音一つ聞こえません。
「誰もいないよね?」
 さすがの私も声を抑えていいました。
「出るよ?」
 昭彦が振り返って言います。
「・・・うん。」
 ドアを開けると、そこは月明かりだけの蒼い世界が広がっていました。見慣れた景色が別世界のもののようです。素足で通りに出るとそこはアスファルトの道路。いつ人や車が通ってもおかしくありません。
「とりあえず、公園へいこっか」
 明彦は勃起したオチンチンを手で隠しながらついてきます。ヘッドライトが見えてきて私は路上に止めてある車の影に隠れました。明彦はしゃがんで隠れていた私のすぐ横にいました。
「フフ、見つかったら捕まるよね。スッポンポンだよ、私たち」