70〜80年代の子供は、和式便器の家で育つことが多かったから、
毎日自分の大便をじっくり観察し、においを嗅ぎ、時には割箸で
突っついてほぐしたりしながら育った。ウォシュレットもなかったので、
お尻にはすこーしついていることが多かった。尻の穴に指を突っ込
んでにおいを嗅ぐと、必ずと言っていいほど、ほんのりとうんこの
においがした。でも、いまの小中学生は違う。自分の大便を
見ることもなく流してしまう子も珍しくない。温水でお尻を洗っている
ので、お尻の穴はいつも清潔サラサラだ。子供たちのうんこへの関
心が薄れてきているのではないか。