青森県三戸郡内の町立小学校で今月9日、4年生の男子児童が校舎3階のトイレの窓から転落し、
骨を折るなどの重傷を負う事故が起きていたことが23日、県教育委員会や県警への取材で分かった。

 児童は、トイレの出入り口のドアノブが壊れて閉じ込められたため、窓から脱出しようとしたと
いい、県教委が町に詳しい経緯の報告を求めている。

 県教委などの説明では、事故が起きたのは9日午後1時頃。児童がトイレから出ようとしたところ、
ドアノブが故障して開かなかったためパニックとなり、窓を開けて脱出を試みたが、そのまま校舎外に
転落した。その後、歩けなくなっていた児童を学校職員が発見。児童は八戸市内の病院に救急搬送
されたが、命に別条はなかったという。

 また、児童の関係者によると、ドアノブには以前から不具合が生じており、保護者らが学校側に修繕
を求めていたというが、県教委スポーツ健康課には事故後、学校側から「事故直前も特に問題なく使用
できていた」との説明があったという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160624-OYT1T50052.html