900 :【ユーティリティ王】ホット漢 ◆qh6hERZUW672 :2014/05/30(金) 21:26:41.17 滝上の理不尽な殺人行為を誰一人制止できず、声をあげることすらできなかった。
「悔しいのう・・・」
滝上が去った後、部員たちは愚痴を言い合った。
「黒川、ええ奴やったのに。」
「あたしたち・・・助けられなかった」
「いつまでこんな状況が続くの!」
「滝上がおるうちは無理や。」
誰もが無力感に打ちのめされていた。
もはや滝上に対する反発心すら湧いてこなかったのだ。
そんな中、馬場山が静かに口を開いた。
「おいや、俺に少しばかりええ案がある。」
馬場島は身の丈2mを超える大男であった。
全身バルクの塊ともいえる猛烈な肉体の持ち主である。
特に大腿のバルクはさながら溶鉱炉であった。