俺が電気製品を買いに秋葉原の路上を歩いていると、なまはげが呼び止め
いきなり警察官の面接を受けろと言ったのさ。なまはげは警察菅を呼び
予想外の路上面接が始まった。突発的なことなのでほとんど何も答えられずに
面接は終わったのだ。もちろん不採用!何のためになまはげは俺を呼び止めた
のか、訳がわからず不可解な出来事と思っていたが、このなまはげは男鹿半島から
空を飛び秋葉原に舞い降りて警察菅にしたい人物を物色していたことが後になって
わかったのだ。俺は警察菅になる希望はなく、ただ面接の予行演習をしただけだった。
まったく不可解な出来事であった。1969年4月のことである。