陸士54期、陸大59期卒ながら、時節の移り変わりで高級将校の道を断たれた俺は、
せめても陸軍で培った必勝の信念と、不屈の闘魂を次の男子に伝える事が責務と思って居る。
その為には女性化などという軟弱な戯けた事をする輩を野放しには出来ない。
特高、憲兵の無くなった今、彼等に代わってこの国の蛆虫を退治するのが、俺の最後の御国への御奉公だ。