女の快感を過大視しすぎじゃないかね
オーガズム時には内側前脳快感回路のドーパミン作動型のニューロン
つまりVTAとVTA標的領域(背側線条体や側坐核など)が強く活性化する
この活動には男女でほとんど差はない
そのほかイクときには飛ぶとか落ちるとか制御不能な感覚になるが
運動感覚などをつかさどる小脳深部も活性化を見せる
小脳深部は運動誤差の回路の一部をなす

性別によって唯一大きく違ったのは中脳水道周囲蛋白質(PAG)の
活性化でこれは男が活性化するのに女はそうではなかった
ここからエンドルフィン(内在性オピオイド:モルヒネの6.5倍の脳内麻薬と言われる)
が放出されることが知られている

しかしかつてのシータ波理論などがそうだったように
それらが何を意味するのかはよく分からないようだ

女はイケる人とイケない人がいる
イケない人は自分が女として欠陥品のような感じを持つ反面
未だ知らないオーガズムを過大に見るかもしれない
一方でイケる女はオーガズムの素晴らしさを自認したくなるだろう
男は女をオーガズムに導こうとするから自分の成果を大きく見せるには
女のオーガズムが素晴らしいという物語は都合がいい
これも推測に過ぎないがこうしてみると俗説の意味も見える気がする