大腸内視鏡検査をしたのは若い女医さんで、その写真を見ながら説明してくれたのはおじいさんのお医者さんだった。

内視鏡検査の前に下剤を2リットル飲んで腸の中を空っぽにするので、体は下痢になっているのと同じだから肛門は飛び出した状態だったよ。

そこに潤滑ゼリーを塗られてカメラを差し込まれたんだけど、最初にカメラを押し込まれたときのほかは、ほとんど何も感じなかった。
特に、肛門からカメラを送り込んでいるような感覚もなかった。

ところがそのうちカメラが大腸の奥に入ったらしく、みぞおちのあたりがとても痛くなって、我慢できずに鎮静剤の注射をしてもらった。
そしたらたちまち意識がとうのいて、気がついたら検査は終わってた。