その10

「さあ、そろそろイカせてやろう」
柴咲はさらにピストン運動の速度を早め、スイングを大きくした。いつの間にか脱ぎ捨てたストッキングを、背後からKの顔に被せる。
首元まで被せてから、ストッキングの余った部分をグルッとKの首に巻きつけ、結び、ギュッと絞り上げる。
「グエ!」
「ふふふ…どう?素敵でしょう?」
手綱を引っ張るかのように、ストッキングをグイグイ後ろに引っ張りながら、容赦なく激しいピストンを叩き込む。
ストッキングを被され無残に変形したKの顔は、酸欠状態に陥り赤紫色に変色し、パンパンにうっ血していた。
「ぐぅ!グゥ!ウーーーー!グェッ!」
断末魔の叫びをあげ、ビクンビクンと身体を痙攣させながらKはオーガズムを迎えた。
身体は弛緩しているものの、アナルの口は柴咲の巨大な逸物をくわえこんで話さない。
カウパー腺液を垂れ流しながらクッタリと萎えているKのぺニスを優しく愛撫してやると、フワリとアナルの筋肉が緩むのを感じ、柴咲はその隙に疑似ぺニスを引っこ抜いた。
「どう?私に犯されたくてたまらなかったお前の夢を叶えてやったのよ。嬉しいでしょう?」
柴咲は意識朦朧のKの顔からストッキングをほどき、抜き取ってやる。
「さあ、これで終わりじゃないのよ。私のデカマラに感謝の意を示して御奉仕しなさい」
Kは口から猿轡のスキャンティを吐き出し、先ほどまで自らの直腸に埋まりこんでいた女王の疑似ぺニスに口づけし、しゃぶりついた。
いとおしそうに、絶対服従の意を示すかのように、丁寧に舐めしゃぶる。
「ふふ、良くできたわね。猿ぐつわを噛まされていたから喉が渇いただろう?じゃあ、私の特製ジュースを飲ませてやる」
柴咲は股間の疑似ぺニスを取り外すと、Kの前で仁王立ちし、片足を便座の上に乗せ、あらわになった自らの女性器を見せつけた。
Kは砂漠でさ迷う遭難者のように、何も言わず女王の前でひざまずき、大口を開けてその時を待った。
次の瞬間、熱くかぐわしい黄金色の液体が、Kの口中に勢いよく注ぎこまれた―――。

―完―