■女性として見られたいのは、セルフ視姦で興奮体験を得たいから
AGの方が、女装しているときに女装して理想の女性になりきっている自分自身を
女性として見られることは、「男の自分が女性を女性として見ている感覚を、他者からの視線を通して実体験できている状態」ということなのです。
そして、AGは女装して性的興奮を得たいフェチですから、
女装している自分がエ○い目で見られたり、性的な目で見られることによっても、満足感を得ることができるのです。
だから、女性として見られたい、できるなら、女性として男性に性的な目で見られたい、となるわけです。
いわゆる視姦(しかん)といわれていますが、視姦の方法が「女装して男性に性的な目で見られる」というだけなのです。
そこには、男性としての主体者である自分が明確に介在しています。 女装している自分が、第三者の男性などに
性的な目で見られる(視姦されている)事実を、男性としての自分が知覚し(percieve)、
その事実をもとに、男性としての自分が自分のこころの中に作り出した理想の女性
(自分自身の女装)に情報を送るため、そこには性的興奮が伴うのです。 つまり、脳内でセルフ視姦が行われているのです。
AGの方が女装しているときに、(もちろんフェチや好みなどによりますが)
男性から性的な目で見られると満足感を得られるのは、脳内でこのような「セルフ視姦」の処理が高速で行われるからなんです。