井川遥編その13

「そ〜う、雌犬よね〜、それなら、しっぽを振って見せて・・・飼い主に愛嬌のあるところを見せてくださいな・・・飼い主さんはだぁーれ?」
「誰?」遥は片眉をつり上げて、お得意の表情を見せた。
「は、遥お姉様です!」
「じゃあ、見せなさい、ブンブン振って見せてちょうだい」
 姉歯は激しい羞恥心に酔いながら、必死に腰を振ってペニスを振って見せた。振れば振るほど、気持が解放され、淫らな気分にさせた。
「そうそう、もっと振って!」
遥は更に煽った。遥の煽動の言葉で、犬は狂ったように、尻尾を振った。ブルンブルンと先走り汁が巻き散らかされる。
「そぉ〜うそう、可愛いわよ先生。こんな風に私にのし掛かられてると、何だか私に後ろから犯されてるみたいね」
「アア!ハイヒィ!」
(フフ、後でその通りにしてあげるからね)
遥は一旦テーブルの上から降りた。横に置いてあるバッグから、黒いベルトのようなものを取りだし、腰に結わえる。
もう一つ、黒い警棒のような物を取りだし、スナップホックでパチンと腰のベルトに取りつけた。
警棒ではなく、それは禍々しい形をした巨大な疑似ペニスであった。
姉歯はグッタリとテーブルの上で伸びてしまっており、遥の様子には気づいていない。
遥は姉歯の顔の前に回り込み、語りかけた。
「ソロソロいいわね」
朦朧とした意識の中、頭上から遥の艶っぽい声が聞こえる。
「ご存知かしら?これ」
顔を上げると、目の前には股間に巨大な男根を備え付けた遥がニンマリとこちらを見つめている。
「今からこれで可愛がってあげる」
「あ…な、何だって…?」
ようやく状況を理解してきた姉歯の顔にはみるみる恐怖が浮かんできた。冗談ではないようだ。遥は本気の目をしていた。
「フンン?先生の逸物より立派でしょう?」