>>770
VR動画再生だと、「ソフトウェアIPDに該当する数値」は撮影時に決定されているため、ファイルに記録されたデータをそのまま画面に映すだけでよい。

しかし、VRゲームだと、ソフトウェアIPDの数値を用いて計算を行い、画面に映すデータを生成しなければいけない。
このため、物理IPD調整機構が付いている場合、物理的に見てレンズの軸が描画の中心となるようにソフトウェアIPDが自動的に設定される。
なので、「物理IPDがいくつだとソフトウェアIPDはいくつになる」という対応表を作成しなければいけなくなる。


で、スマホゴーグルはVR動画再生用だから、対応表の作成は不要であり、容易に物理IPD機構を実装できる。
しかし、PCVRはVRゲームでも使えるため、物理IPD機構を実装するにはかなりのコストがかかるわけだ。