>>478
>>481
まさに、これ。なんだけど、シナリオエッチはどうもVRだと使い勝手が悪いから結局夜伽で済ませてしまう。
コイカツとかは公式で本編がVR化されたら神ゲーになれたと思う。


VRでストーリー展開をする際に問題になってくるのが
従来の方式のシナリオ重視ゲーって読み物というスタンスで感情移入するから多少主人公と自分の思ったことの展開がずれても
そういうものとして脳が処理できちゃうけど、VRだとそれが現実というスタンスで進むからちょっとした違和感
(主人公の思ったことと自分の思ったことが違う、ヒロインが自分ではない方向を向いて話している)から感情移入にノイズが混じって感情移入しずらくなるんだよね。
例えば演劇とかだとあくまでも観客は劇には関係のない傍観者という立場がとられることにより現実というスタンスでも読み物としての文脈が使える。

ただ、せっかくのVRでプレイヤーごとにインタラクションが実現できる環境なのに傍観者という立場はもったいないよねっていう。
個人的にこのストーリーテリングが一番うまいVRゲーはエロゲじゃないゲームで申し訳ないけどラストラビリンスだと思ってて、
このゲームのすごい点は
言葉を使わずにとストーリーを展開することによりプレイヤーがストーリーを想像する形になるので上記の齟齬が起きにくい点。
インタラクションをポインティングとイエスとノーに絞りつつもそのシステムに違和感を感じさせない世界設定。
無力感や恐怖という原始的な感情を煽る演出によって場面ごとに恐らく意図した感情を引き出せている点。

ある意味、今の技術的限界があったからこそそれを逆手に取ったようなゲームだと思う。
だから、技術がある一定の水準に到達するまではシステムに違和感を感じさせないようなあくまでもその状態に説得力を持たせるような世界観や設定の工夫がVRでのシナリオの没入感を底上げできる鍵になる気がする。