1980年代に、ジロー・タカシマという日系人医師が前立腺マッサージを自分自身でできる
器具を開発し米国で特許を取得したが、それがオーガズムを誘発すると言う報告が相次ぎ、
タカシマはハイ・アイランド・ヘルスという会社を設立しプロ・ステートという商品名で
市販し始めたのが始まり。
それを、90年代後半に輸入医薬をネット通販していた大阪の三牧ファミリー薬局が輸入し
プロ・ステートでは売れないため「エネマグラ」という商品名でドライオーガズム用性具
として販売し始めた。当初はHIH社のパッケージをそのまま輸入販売していたのだが、
物流が不安定だったこともありライセンス 生産に切り替え、さらにHIH社に無断でオリジ
ナル製品(三牧版ドルフィン、バンブー、サドルなど)も販売するようになった。
そこでHIH社は、神奈川のサーブボード輸入業者だったパインズインターナショナルに、
日本での販売権を与え、エネマグラジャパンと呼称、同じく「エネマグラ」の商品名で
HIH社製品を販売し始め、同時に三牧に販売の差し止めとエネマグラ商法の利用停止の
訴訟を起こすが、これはHIHが敗訴(エネマグラが三牧のものだという主張が通る)
その後、三牧は現在に至るまでエネマグラブランドで製品販売を継続
(但し、HIH社と手が切れてから、生産工場が変わり品質が著しく低下)
敗訴したHIHは、2012年にアネロス社を別で設立、パインズをアネロス日本法人に改組して
商品名をアネロスに変え日本で独占販売をするようになった。
こんなかんじです。