5月11日、アメリカの黒人女性の「Tasha K」(登録者数126万人)は生配信で「黒人男性のあなた!日本があなたを必要としています!」と呼びかけました。
彼女は、5月初めに韓国が新生児1人につき7万5000ドル(約1100万円)を支給すると約束したと紹介。日本も黒人男性を呼び寄せ、日本人女性を妊娠させて人口減少を食い止めようとしていると語りました。

「彼ら(日本)は、「お願いです、お願いです、黒人男性、移民の方々、どうか来て私たちの女性と子供を作ってください」と言っています」

彼女は、黒人が受けた迫害を示唆しつつ、

「黒人男性を排除しようした後に、今では彼らを地球の人口を増やすために必要としているのです」

と発言。そして「日本の人口低下」の理由については、「“アレの成分”がいまだに空気や土壌に残ってるの?」と、原爆の影響に触れました。

彼女は、生まれた子どもが生み出す利益は黒人コミュニティに還元されるべきだと主張し、自身が黒人男性を管理して交渉をおこなうつもりだととも語っていました。

この動画がTikTokやXなど複数のSNSで拡散されると、いつしか「日本人女性を妊娠させる黒人男性に1000万円を支給する」などと書き変わってデマが徐々に広がりました。

ちなみに、韓国は出産した女性に対して、子ども1人につき約1100万円を支給する案についてのアンケート調査は行ったものの支給することは決定しておらず、一部の民間企業が実施している施策であるためTasha Kの主張は間違ったものです。

Tasha Kが配信を行ってからしばらくして、このデマを見かけたSNSユーザーから批判の声が上がることに。ファクトチェックプラットフォーム「GhanaFact」が否定する事態にもなっています。

「私を攻撃する暇があるなら女を妊娠させなさい!」と反論

その後、Tasha Kは8月17日におこなったYouTube生配信で、自身に寄せられている批判コメントに反論。