ちさ子様がこの締具をお気に入りなのにはわけがあって、実は小細工がしてあるのです。内側にある突起は固定された物ではなくて、外側から一本づつ動かせるネジになっているのです。
ですから、本体を締め上げた後にこのネジをひねれば、さらに突起を食い込ませることができるわけなのです。しかもただ真っすぐに進むのではなくて回転しながらめり込むので、その苦痛は筆舌に尽くしがたいものになるのです。
ですから、その気になればわずかな指先の操作だけで、その部分に数本の、いや十数本のネジを自由に食い込ませ、痛みに泣き叫び、哀訴し、のたうち回る獲物を一晩中でもネチネチと楽しむ事ができるわけです。