この手紙が、あなたの目に触れる頃には、私はもう、この街にはいないでしょう。
あなたさん。あなたは、私にとって、初めて出会った、心の底から信頼できる、優しい方でした。
あなたの隣にいると、心が温かくなり、強くなれる気がしました。あなたは、私にとって、希望の光でした。
だからこそ…あのようなことになってしまったことが、本当に…本当に、悔やまれてなりません。
私はもう、修道女として、あなたの隣にいる資格はありません。
私の、この体は、あなたとの行為によって、「つがい」を認識してしまいました。
あなたのことを、人としては尊敬し、感謝もしております。優しい善き友人として、兄妹のように大切な存在だと、思っています。
ですが、異性としての魅力は感じなくなり、恋愛対象としては見られなくなってしまいました。
頭では「なぜあんな男を」と混乱しつつも、身体は与えられた快楽を渇望し続けてしまいます。
この苦しい状況を、あなたはきっと理解できないでしょう。鈍感な善き友人であるあなたは、私の苦しみを理解することはないでしょう。
私は、この穢れた体を清めるため、そして、己の罪を償うため、旅に出ます。
どこへ行くのか、何をするのか、今はまだ分かりません。
ただ、人里離れた場所で、静かに祈りを捧げ、私自身の罪と向き合おうと思います。
二度と、あのような醜い姿を、誰にも見せることのないように。
あなたの旅路が、光に満ちたものとなることを、心よりお祈り申し上げます。
どうか、お元気で。
ノーデ
> ・ノーデさんは本能により他の男に抱かれると間男に惚れてしまいます。絶対に守ってあげよう。
騙されたんだが?