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ジョルジェ・マルティノヴィッチ事件

セルビア人の農家であるジョルジェ・マルティノヴィッチが病院に来た。このときのマルティノヴィッチの肛門にはガラス瓶が挿入され、瓶は割れていた。マルティノヴィッチは、畑で作業していたところアルバニア語を話す2人組の男らによって攻撃されたと主張した。

しかしその後ユーゴスラビア人民軍の大佐から事情聴取を受けた時には、マスターベーション目的で自ら瓶を挿入したことを認めたと伝えられている。

それまでユーゴスラビアのメディアは組織的に民族主義を蔑視し続けてきた。
マルティノヴィッチの事件でそのタブーが破られたことは、ユーゴスラビアにおける民族主義の高まりを予兆させるものであり、この民族主義が後の1991年に連邦を崩壊させることとなる[1]。