「よーし通話で美兎ちゃんの声に耐性付けたで。これで最後まで聞けるやん」
『……どんどん体が暖かくなっていく……』
「おー、良い感じやん……なんだか本当に暖かくなってきた気がするわ」
『……まるで満員電車で恰幅のいい中年男性に囲まれた時のように暖かくなっていく』
「――暑苦しいわ!」