「……美兎ちゃんもう食べたの?」
「うっ……! いやちゃんとしたお店で美味しいハンバーグ食べるのは久しぶりで」
「わたしの半分食べる?」
「いいの!? ……いやいや、それは」
「わたしあんまりお腹空いてないから」
「じゃ、じゃあ……ちょっとだけ……」

「美味しかったね、美兎ちゃん」
「美味しかった〜! 三日分は食べたなー」
「なにそれ、苦学生やんw じゃあもういこっか」
「はいはい……あれ、伝票……」

「楓ちゃん、お金……!」
「ん? ええよええよ。せっかく遊んでくれるんやもん」
「そ、それは……援助交際みたいじゃないですか?」
「んなはは! JKやもんねw」
「それを言うなら楓ちゃんも同い年じゃないですかーw」
「んー……じゃあ今日だけお姉さんしちゃおうかな」
「……えぇ?」
「可愛いJKとお話させてもらったお礼。ハンバーグ代だけじゃ、足りないかな」
「……そ……そんな、ことは……」
「うん、じゃあそれで。美兎ちゃんは良い女だね」
「ど、どっちがぁ……?」