「あれ、私……いつの間に寝て……」
「あ、楓ちゃん。起きました?」
「みとちゃん?ここは……それに、何で私の腕縛られてんの?」
「ふふ、ふふ、楓ちゃんがいけないんだ」
「は?」
「楓ちゃんが私以外の女の子とばっかり仲良くするから……いけないんですよ?」
「何言うてるん?はよほどいて、これ」
「だぁめ。楓ちゃんはここから逃がしません。えるふの森にも天界にも行かせません……ずぅーっと私と一緒に、この部屋で暮らしましょう」
「それは別にええけど」
「えっ」
「お、簡単にほどけた。やっぱみとちゃんの力ではちゃんとした拘束はできんみたいやね」
「あ、あの、楓ちゃん?ヤンデレのわてくしを前にその冷静さは……わたくせ何やるか分かりませんよ?刃物持ち出しますよ?」
「一人称ブレブレやん……一緒に暮らすんやろ?ちょっと予定がはやなっただけやし」
「予定?何の」
「あ、みとちゃんはこれつけてな」
「え、何……え、これ、首輪?鎖がついて、え」
「一緒に暮らすのはええけど、やっぱり逃がさんためにはこれくらいせんとな?……ずぅぅぅーっと、一緒やよ」

ヤンデレがそれを上回るヤンデレに負けるの大好き侍