昨日仕事中に瞑想にふけってたワイの元に
授  乳  手  コ  キ  ノ  ム  馬
という天啓が授けられたので具体的な構想に入ろうとしたんだけど、
「馬マスクを被った長身のスーツの男が清楚で可憐な女性の露になった胸に口を寄せ、ギンギンに勃起した性器を華奢な手で慰められてる」
という余りにも冒涜的な絵面を想像して恐れを成してしまったので、

大学時代ノム馬が同じ講義を受けて帰ろうとした時に冬の大雨が降ってて傘を持っておらずやばーしとなる馬と
「天気予報見てましたから〜」と傘を取り出そうとするもパクられたのか傘立から消えててドヤ顔から一転涙目になるノムさん。
構内の売店やコンビニとかで二人分のビニール傘を買い、傘をさして歓談しながら帰る途中で足が滑ってすっ転び
割と大きな水たまりに頭から突っ込んでしまって全身ずぶ濡れの馬に、その有様じゃ辛いだろうからと
最寄りの自宅でシャワーを浴びないかと提案するノムさん。
家に辿り着いてから、手早く準備をして「一晩もあれば濡れた服も渇きますよ〜」と馬が一泊するの前提で話すノムさんに、
相変わらず異性として見られてないなと思いつつも「そういう所が守りたくなるんすよねぇ」と心の中で苦笑しつつシャワーを貰う馬。
実際、ノムさん自身も馬のことは『多少は頼りになる面白い変な先輩』ぐらいにしか思ってなかったけど、
お風呂から上がって「タオルどれ使えばいいっすか?」と尋ねてきた馬にタオルを渡そうと浴室の扉を開けてしまったところで、
服の下に隠されていた、馬のたくましい胸板としっかり割れた腹筋と鍛え上げられた背筋と引き締まった腕を直視してしまい、
慌ててタオルを渡して勢いよく扉を閉めてリビングに戻り、初めて馬を「男」として認識して赤くなる顔を手で覆うノムさん。
その後も何かと馬を意識してぎこちなくなってしまうノムさんに対して、ノムさんがコンビニで買ってきた男物の下着の上に毛布で覆われた馬は
彼女の心境の変化に気づかず風邪でも引いたのかと見当違いな心配をする始末。
ついに就寝という段階で、ノムさんが薄めの掛布団だけじゃあ風邪を悪化させてしまうと毛布を差し出そうとする馬に、
何故か体調を気遣われて怪訝な表情をしつつも下着一枚の馬の方が風邪を引いてしまうと遠慮するノムさんが、少々の押し問答の末に
顔を赤らめつつ背中合わせで一緒のベッドに入るという折衷案を出し、流石の馬も動揺を隠し切れず「せめて背中合わせで」という条件を出す。
消灯し同じ布団で包まっているノム馬が互いに緊張し眠れずにいると、馬が日頃の感謝とかを言葉にしてきてノムさんも
私こそ……と謙遜したところでようやくいつもの雰囲気になり、そのまま少し話していたらいい感じに眠気が出て来て仲良く同時にスヤァするノム馬。
しかしノムさんは『いい感じの部屋とムードで馬に優しく抱かれる』という恥ずかしくも心地よい淫夢を見てしまい、目を覚ますと目の前には一足先に起きてこちらを覗き込む
馬の顔が間近にあったもんだから「せ、責任とってください!」と起き抜けに叫んでしまい、突然のことに「ウビバァ!?」と驚愕する馬……
という当たり障りのない後輩ノム馬概念でお茶を濁すので許してサントリー