阪神の金本知憲監督(48)が、不振の鳥谷敬内野手(35)との直接会談を行う方向であることが3日、明らかになった。チームは中日との3連戦で負け越して、今季初めて最下位に転落した。
 打線不振が主な原因だが、特に鳥谷の不振が深刻で、3日の中日戦では2番に入って5試合目となったが、4タコ。初回、3回と1番の西岡が出塁したが、鳥谷は“つなぐ”という2番の仕事を果たせなかった。
 ここ5試合の打率は.200で、打点は1、得点は3。ここまで金本監督は鳥谷を信頼して我慢の起用を続けてきたが、一向に調子が上向いてこないため、今後の打開策を練るために直接、話し合いの場を持つことを決断した。

 鳥谷と腹を割って話し合いをすることで、不振の原因、打開策を探ると同時に鳥谷をスタメンから外せない理由のひとつとなっている連続試合出場記録、連続フルイニング出場記録へのこだわりなどを確認。
 今後の成績次第では、記録ストップの決断を下すこともありえるという“最後通告”も兼ねた直接会談になる模様だ。
 現役時代に連続フルイニング出場の世界記録を樹立し、記録が持つ重たさを人一倍理解している金本監督だからこそ、鳥谷のプライドを配慮、直接会談の席を設けるものと考えられる。
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