パ・リーグの単独2位に浮上したロッテは8日、空路、札幌入り。同日から3位日本ハムと直接対決3連戦(札幌ドーム)を迎える。

 注目は3戦目の対決が予想される敵のエース、大谷とのガチンコ勝負。
 果たしてまたDH解除の“リアル二刀流”があるか否かだが、ロッテ・伊東勤監督(53)は「さすがにないとは思いますが、やってくれるなら歓迎です。基本は歩かし(四球)。気持ちよく打たせ、投げさせることもありません」と秘策を明らかにした。

 「投手としてのリズムを崩すことが優先。もちろん、状況にもよりますが、ずっと塁に立たせ、時間をかけて“塩漬け”にしておけばいい。簡単に攻略できないことは確かな投手なのでね」

 『打者・大谷』をあえて塁に出して、執拗な“牽制球地獄”。『投手・大谷』の機能を麻痺(まひ)させる狙いだ。

 ちなみに、これを聞いた一塁のロッテ・細谷は「ウチの監督は本当にやりかねないですからね。大谷君が長い時間一塁にいることを想定して、雑談ネタを3つ、4つ用意してきました」と真顔だった。
http://www.sanspo.com/baseball/news/20160708/mar16070813060004-n1.html