悲しいなあ

 ◆第98回全国高校野球選手権岩手大会 ▽1回戦 盛岡北7―13盛岡市立(8日・岩手県営)

 昨夏、初の4強入りを果たした盛岡北が逆転負けを喫し、初戦で姿を消した。

 スタメン出場した佐々木優大捕手(2年)に代打が出た関係で、主将の山下陽介(3年)が遊撃から捕手へ。しかし山下主将は両足がつってプレー続行が不可能となり、捕手がいなくなってしまった。

 この緊急事態に、本職は遊撃の岡田莞(かん、3年)が、7―6の6回から未経験ながらマスクをかぶった。「(捕手の)練習もしたことがない」(岡田)という状態だったが、投手と積極的にコミュニケーションを取るなど奮闘。それでも盛岡市立に逆転を許してしまった。

 高校最後の夏が終わった岡田は「これから野球をやるか分かりませんが、想定外のことにも対応できる人間になっていきたいです」と話した。
http://www.hochi.co.jp/baseball/hs/20160708-OHT1T50163.html