阪神の原口文仁捕手が、本格的に一塁手に挑戦することが2日、明らかになった。西宮神社参拝後の甲子園室内での練習で、キャッチボールからファーストミットを着用。投内連係なども一塁で参加し、サインプレーなどの連係の確認を行った。

これまで捕手での勝負を臨んでいたが、開幕まで1カ月を切り、矢野作戦兼バッテリーコーチが明言。「ファーストをメーンでやってもらう」と話した。

昨年、育成契約からはい上がった苦労人。右肩の状態は良好だが、チーム状況などを踏まえた上での決断。持ち前の打撃力を存分に生かすため、現段階での最善の策をとった。

一塁も簡単なポジションではないが、1試合を通して、多大な神経を使う捕手よりも打撃に専念できる。今やチームの中心打者。バットに、より期待がかかる。
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