楽天のドラフト1位・藤平尚真投手(18)=横浜高=が交流戦中に1軍デビューする可能性が10日、浮上した。
ローテの谷間となる16日・阪神戦(甲子園)での先発が有力だ。
横浜高3年だった昨夏の甲子園の初戦・東北戦では初回先頭から5者連続を含む13奪三振、
7回途中1失点と好投を見せた思い出の地でもある。
梨田監督は「7、8月くらいの夏頃に投げてくれたら」とじっくり育成する方針を示していたが、苦しい台所事情も重なった。
首位を走る楽天の先発は則本、岸、美馬の3本柱が軸。辛島と森は結果が出ずに降格し、塩見も腰痛で登録抹消された。
13日からのヤクルト、阪神の敵地6連戦では釜田と安楽を抜てき。
最終的にはロングリリーフで待機する戸村や菊池の調整を見極めて判断することになるが、期待を込めて最後の1枠に滑り込みそうだ。
この日、藤平はイースタン・ロッテ戦(浦和)に先発。3回3失点で敗戦投手になったが、
中5日での登板へ向けて最終チェックを行った。ファームでは11登板で1勝2敗。
「早く1軍で投げてみたいです」と胸を躍らせていた。今季の高卒新人の中では、12球団最速デビューとなりそうだ。
http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20170610-OHT1T50216.html