巨人 70点

意中の菅野を獲得できず、すぐ舵を将来性に切ったのはさすがドラフト巧者だ。

 1位松本竜也(投手・英明)は指名選手中、この1年で最も成長した選手と言っていい。190センチ以上ある投手は下半身の出来上がりが遅れる傾向にあり、高校の3年間では未完成のまま終わることが多いが、松本は上・下半身をバランスよく使える強さがある。
このフォームの安定感が球筋の安定感につながり、夏の甲子園大会ではスカウトの注目を一身に集めた。2、3年で一軍という青写真は描きにくいが、5年というスパンで見れば十分、一軍に上がれる一定の完成度を備え、ボールの力もある。