◇ロッテ 100点

 1位藤岡貴裕の交渉権獲得があまりにも大きい。

 来年10勝はおろかエース級の働きさえ期待できる完成度の高さを誇っている。完成度、と言うと将来性がなさそうに思われるが、体作りはフォームの微調整に目配りできる緻密さがあるので、プロのレベルを吸収しながら成長曲線を描いていける可能性がある。つまり、可能性は無限。主軸に成長した同年齢・同学年の唐川が同じタイプなのもいい。1+1が3になり4になる化学反応を2人には是非期待したい。

 2位中後悠平(投手・近大)は、左腕のサイドハンドという特性を生かしたリリーフ起用が有力で、3位鈴木大地(遊撃手・東洋大)には、西岡剛のメジャー移籍でぽっかり大きな穴が空き続けた遊撃の穴埋めが期待される。