横浜 60点

 1位入札で藤岡、松本を外し続け、最速153キロを誇る北方悠誠(投手・唐津商)を1位指名した。

 はっきり言えば時間がかかるタイプで、最も矯正してもらいたいのは左肩の早い開き。これは当然、自覚しているはずだが、打者を圧倒できる球威があれば多少の欠点には目を瞑ってもいいのでは、と考えていると時間がかかる。そういう思考が垣間見れるのでチーム全体の採点を抑えた。

 2位高城俊人(捕手・九州国際大付)は捕手というポジションの特殊性で、3、4年で一軍戦力になる、という予測が立てられない。
しかし、イニング間の二塁送球1.8秒台(これは本当)の強肩と、技巧の色合いが強い三好匠(楽天3位)を好リードしてチームを甲子園に導いたインサイドワークには、超高校級の称号を与えられていい。さらにバッティングにもよさがあり、一度レギュラーを取れば最低7年(FA移籍を考慮して)主力としてホームベースを死守できる能力がある。
個人的には高城の2位指名が一番納得できる。