新人バッテリーで快挙達成や! オリックスの山本由伸投手(19)が20日ロッテ戦(京セラドーム大阪)でプロ初登板初先発することが17日、分かった。
都城(宮崎)から昨年ドラフト4位で入団した右腕。高卒ルーキーが初登板で勝利を挙げれば、球団では阪急時代の78年三浦広之以来39年ぶりの記録となる。

 前日16日ソフトバンク戦で10敗目を喫した松葉がこの日、出場選手登録を抹消。代わって2軍で好投を続けている山本の抜てきが決まった。今日18日に同じくルーキーの捕手飯田とともに1軍合流。登板当日は、新人が先発バッテリーを組む方向となった。

 山本はここまで2軍で8試合に登板し、2勝0敗で防御率0・27。最速は154キロを誇る。田口2軍監督は「球に力がある。変化球のキレも抜群。どんな状況でも動じない気持ちの強さがある。冷静さもある」と絶賛する逸材だ。33回2/3で2四球と制球力も高い。

 入団時には「球界を代表する金子投手のようになりたい」と目標を掲げた。巨人監督と同じ名前は、巨人ファンの父が夫婦の1文字ずつを組み合わせて命名。この日誕生日を迎えた19歳が、チームの未来に明るい光をともす。
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