その経緯もあり、試合前には辞任の話を聞きつけた栗山巧外野手、炭谷銀仁朗捕手など、若手時代を伊東監督ととも過ごした選手たちが挨拶に訪れた。
伊東監督は訪れた選手1人1人と言葉を交わす中で、「野球は9回3アウトまで終わらないスポーツ。絶対に諦めてはいけない」との言葉を全員に伝えた。
その言葉を受けて奮起した西武ナインは、1点ビハインドで迎えた9回、ロッテの守護神益田を難なく攻略し、
今季3度目のZOZOマリンスタジアムでの最終回逆転勝ちを収め、元指揮官からの期待に見事応えた。
現在、西武と首位ソフトバンクとの差は7ゲームだが、30ゲーム差の最下位に沈む元指揮官の言葉を胸に、最後の3アウトまで西武ナインは諦めない。