ナレーター「プロのニートは朝は早い」 [無断転載禁止]©bbspink.com
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
東京中野区。
閑静な住宅街の一画。
ここに一軒のアパートがある。
プロニート>>1の仕事場である。
世界でも有数のプロニート。
彼らの仕事は決して世間に知らされるものではない。
我々は、プロニートの一日を追った。 Q.これからお仕事ですか?
「すいません、静かに」
我々クルーを諌める>>1。
「耳を済ましてください。声がほら、きた、きたきたきた、ほら声がするでしょう?笑い声が」
確かに遠くに笑い声がする。
「近所の中学校の登校時間なんですよ」
この声を聞くことで社会とつながっている実感をもつ、と>>1は語る。
「ほら、こんな仕事でしょう?社会に切り離されてるんじゃ無いかって不安になってるころに、この声に気づいてね、それからは日課なんですよ」
こうして登校や出社する人々の声や足音を聞くことで
出社した気分になる、と言う。
プロならではの、技である。 七時四十五分。
「ふぅ、もういいかな」
沈黙を破ったのは、>>1であった。
「これ以上は危険ですからね。見極めが大切なんですよ」
あまり深く聞き入ると、向こうにひきづりこまれる。
プロの生命をたたれる可能性がある危険な作業なのだ。
Q.怖くは無いんですか?
「怖いといえばこわいですね。あと何年やれるか。わからない。その時どうなるのかも。ただ、続けたいですね。生きてる限りは」
そう笑う>>1には、確かに、プロの面影が見えた。 八時。
汗を流すために>>1は風呂にはいる。
風呂と同時に掃除も兼ねる。
「こうして朝に洗えば、夜には乾くでしょう?」
熟練の技が、光る。 Q.乾く、と言うと?
「風呂場が、ですね。日中は窓を開けてますから風がよく通るんですよ」
八時半。
風呂から上がってきた>>1は、
おもむろにスーツを着出した。
Q.これから外出ですか?
「違いますよ、急な来客が来た時に、出勤前の雰囲気が出せるでしょう?昼なら早退。夕方になれば早く帰宅できた雰囲気が」
この気配りこそがプロならではの続ける秘訣である、と>>1は語る。 九時。
洗濯を終え、干した>>1が部屋に戻ってくる。
Q.これからのご予定は?
「そうですね。まずは読書かな。今日読む本は、これです」
『エスキモーに氷を売る方法』
Q.これは?
「日々勉強することだらけですよ。マーケティングの知識だって、何かに活かせるかもしれない」
プロニートを続けるという覚悟は、決して譲らない。
>>1の気持ちは選ぶ本にも現れていた。 九時。
洗濯を終え、干した>>1が部屋に戻ってくる。
Q.これからのご予定は?
「そうですね。まずは読書かな。今日読む本は、これです」
『エスキモーに氷を売る方法』
Q.これは?
「日々勉強することだらけですよ。マーケティングの知識だって、何かに活かせるかもしれない」
プロニートを続けるという覚悟は、決して譲らない。
>>1の気持ちは選ぶ本にも現れていた。 Q.今日のメニューは?
「鳥肉がありますからね。した味つけてジーディーズンでも作ろうかな。って」
Q.バンジーディーズン?
「中華ですね。中国では一般的な家庭料理です。した味をつければ夜にも流用できますからね」
Q.お詳しいですね?
「まあ、レシピ見るの好きですし、これも読書時間の間に得た知識ですね」
こうして、本を通して得た知識をすぐに活かせるのがこの仕事の醍醐味であり、強みだという。
一時間ほど調理をして出来上がる料理。
我々クルーも頂いた。
「今日は特に上手にできたな」
満足の行く、出来らしい。 昼、一時。
レンタルしてきたDVDを取り出しセットする。
一つ一つの動作が洗練されて無駄の無い動きだ。
「そりゃあ、毎日、この時間になったら見てますからね。コツっていうか、慣れですよ。慣れ」
本日見るタイトルは
『運動靴と赤い金魚』
「あまり有名じゃ無いかもしれませんが、この監督の作品はいい作品を撮るので」
長いニート期間の間に、過去の名作はほとんど網羅したという>>1。
選び方にも、プロのセンスが光る。 Q.年間どれくらいの数を?
「そうですね。一日最低でも一本。ニートを始めてからは国内で公開中のものは基本、マイナーなものでもはしごして見る様になりましたから、年間500くらいかなぁ」
この膨大な量は、決して手は緩めない。
「プロとして第一線で活躍できる期間は限られてますからね。いかに効率よく時間を潰し、有意義に使うか。多分、他のプロ(のニート)たちも同じ命題と戦っていると思いますよ」 午後三時
エンディングのスタッフロールを見ながら豆を挽いていた>>1はコーヒーを飲み干し、布団に入る。
Q.早いですね?
「まあ、いつもこの時間になるとすこし疲れが出ますからね。休憩もきちんと取らないと」
休憩の時すら、次を考える。
プロとしてひと時も気が休めないと言うと、>>1はおもむろにまぶたを閉じた。
「科学的にも証明されていますが、昼寝は体にいいわけですし。それでは、おやすみなさい」 午後四時半
布団から起き上がり、パソコンを起動する。
Jane styleを開きピンJを眺める。
道具は、昔はかちゅーしゃを使っていたが、選び抜いて今のブラウザに落ち着いたという。
「昔は選択肢がなかったけど、今はたくさんありますからね。恵まれてますよ。おっ」
早速、気になるスレを見つけたらしい。
目つきが、鋭くなる。 「ふーん、なになに……今はFAばっかでトレードが少ない?」
「そもそもの高額FAって基礎概念を作ったのは巨人だろ。そういう意味で巨人はメジャー手法の球界の盟主。にわか乙」
「このスレは……。なるほど、巨人はクソ、か。逆指名裏金時代のドラフト神。上原とか阿部は最高、お前らの好きな高橋由伸も裏金だぞ。東京ドーム1回行ってみろっと」
「現地観戦したことのある奴にしかわからないこと……えっと、マツダスタジアムは新幹線発着駅から徒歩で行けるがカープファンに囲まれるぞと」
ものすごい早さでタイピング音が鳴り響く。
プロの本領発揮だ。 「いや、広告の宣伝効果が全てだよ。予算低いとか有名な選手もこないし弱い巨人は毎年主力には金出すし。億とかだし」
Q.お詳しいですね?
「ああ、さっき読んでた本に近いこと書いてあったので。既存の知識と結びつけたりするだけですよ。この仕事、やっぱりものは知っておかないとね」
Q.いろいろ書き込んでますけど?
「だいたいは体験談や自分の生きた意見ですよ。嘘を着くメリットもありませんし。野宿にしてもそうです。一時期は旅して回っていたからなぁ」
Q.それが、今に生きている、と?
「はは、まあそうですね」 そうして、二時間。
午後七時。
モニタから顔を離すと、台所に向かう。
「先ほどした味付けてたんで、すぐですね」
さっと調理し、皿を抱えて、モニタの前へ。
食事しながらも、2chはやめない。
これもまた、効率の果てだという。
「これはまあ、アマチュアの(ニートの)人たちもやってる技ですからね。自然体って奴ですよ」 午後八時。
ようやく一段落ついたらしく、体もこちらに向ける。
手元にあったエレキギターを引っ張り出して、
ヘッドフォンをつける>>1
「防音とは言え、音はもれない様にね」
普段は日中にしているというギターも今日は2chが予定より押したためにこの時間になったという。
一時間。
その間にも何度か2chを見はするものの
基本、ギターに打ち込んだ。
Q.なぜ、ギターを?
「建前をいえば世間体ですかね。ギターが趣味、といえば、許容されやすいですから。もっともワーホリですから仕事が趣味みたいなところがあるんですけど(笑)」 午後九時。
またも2chにいりびたる。
夜になろうとタイピング音が鳴り止むことは無い。
衰えないどころか勢いはさらに増す。
「この時間は、本当に勢いがありますから。つい熱が入っちゃって」
この日、2chは、十一時まで続いた。 時刻はとうに十一時半。
風呂に向かう>>1だが、休む気配は無い。
Q.休まないんですか?
「これからスポニューありますからね。風呂はいって頭と目を覚まさないと。まあご飯食べて4時間たってるから寝てもいいんですけど」
食事は寝る四時間前には済ませる。
これもプロの譲れない流儀だ。
試合の無い日はこのまま寝てしまうこともあるという。 「さて、始まるか」
>>1は真剣な表情でテレビを眺める。
膝にはパソコンにつながったキーボードの姿が。
「実況しながら。これが最高なんです」
スポニューと同時に、キーの音は部屋に広がる。 D:RRVd1kAm0
「もともと、野球に関わる仕事に就こうか迷ったこともあるんですよ、でも今の(プロのニート)をとった。後悔は無いですね」
そう語った>>1。
志していただけに見る目も厳しい。
「あー、阿部のホームラン飛ばしてるよ、おいおい誰だよ相手投手は」
「このカット、田中っぽいな、絶対そうだよ」
「おっおっおっ、ぶひいいぃぃぃ!!」
「あー、やっぱ球審はこいつか。マジひでえ」
「にわか居すぎだろ(笑)」
現場には専門用語が次々と飛び出す。 野球に対する詳しさも普段見ている2chの知識からだという。
「オマージュ元やネタ元がわかれば、より深く楽しめますからね」
「いい最終回だった」
巨人は守護神カミネロが打たれサヨナラ負けをした
時刻は朝の三時
>>1はこれから寝るという。
Q.睡眠時間短く無いです?
「確かにね。でも体調管理は気をつけているし、昼寝も効果あるからね。むしろ眠く無いよ(笑)」 Q.これを365日、つらくないんですか?
「正直、はじめのうちはやめたいと思ったこともある。毎日、溜め込まれる知識の行き場所もこれでいいのか。ってね。ただ、プロとして譲っちゃいけないラインを考えた時、
アマとプロの違いは何だろうって考えて。それからかな。ふっきれて専念できる様になったのは(笑)」
Q.プライド、ですか?
「なんていうのかな。俺にはこれが向いてる!っていう確信めいたものがあって。ほら、昔はプロどころか、ニートって、なかっじゃん」
Q.確かにありませんでしたが
「それが、今、プロになれる。だからこそ頑張ろうって。それが今の俺で。プロを維持するのは大変だけど、毎日この決まった生活は満足してるよ」 現在、日本に存在するニートはおよそ65万人。
その多くはプロではないアマチュアだという。
プロの門は決して広くなく、なったあとも容易なものでは無い。
それでも確かに、プロのニートはいた。
世間の影に隠れ、プライドを持ってニートをするものがいる。
プロニート。
彼らは、己の矜持を守り今日もまた、現場で働く。 午前四時
消灯し、>>1の部屋は闇に包まれたが、布団には明かりがあった。
手元にあるiphoneで、BB2Cを起動し
絶え間なくピンJをチェックする。
まばゆく光る画面を見つめ真剣に打ち込む姿。
ニートのプロ それはそこにいた。
プロニート>>1。
彼は明日の朝もまた、六時には起きるという。
end >>3
口をこぼす→愚痴をこぼす
>>5
Qの後のピリオド抜け
最後の文の末切れ
>>6
図り→量り
>>7
湧いた→沸いた
>>9
ひきづり→ひきずり >>14
鳥肉→鶏肉
>>16
この膨大な量は〜 ←文法に則っていない
>>21
着く→吐く
生きている→活きている
>>28
サヨナラ負けをした の句点抜け
短く無い→短くない 他にも>>1の発言におかしな部分が散見されたけど
ニートの語彙力としては自然かなと思い訂正しないでおいた あわよくばここをロンカスに乗っ取られた全事象実況の代わりにしたい 【提供】APEX世界大会
ALGSCS・Year2初日を
釈迦と観戦する。5時か8時まで。
※EA/RAGE公認ミラー放送
(0:06〜放送開始)
ttps://www.twitch.tv/kato_junichi0817 なんJとなんGが死んだ今こそ
ピンJ 避難Jの腕の見せ所やぞ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています