続き
---------------------------------------------------
 四百六十万人分のデータに関しては、現在の加入者三百八十一万人(一月末現在)と加入手続き中の申込者などを含めれば「数字としてはほぼ合致する」ことから、今後の照合作業で、同社のデータと一致するかどうかを確認すると説明した。

 一回目の会見では、田部康喜広報室長が「把握している個人データの流出は一月に公表した二百四十二人分の名前や住所のみ」とし、DVDは「中身を見ていない」と存在さえ認めなかった。

 顧客データがほぼ丸ごと流出した可能性について、宮内副社長は「まさかわが社が、という過信はない。
ただ、最初、犯人から膨大な数字を示された際、『騙(かた)っているだけではないか』と考えてしまった」と対応の甘さを認めた。

 竹岡誠治容疑者(五五)は創価学会元幹部。
四十五年、創価学会による東京都杉並区の宮本顕治・日本共産党委員長(当時)宅への電話盗聴に関与していたことが、民事訴訟で認定されている。
平成十四年、東京都千代田区のマンションでコンサルタント会社を設立。湯浅輝昭容疑者(六一)が副社長に就任し、ソフトバンク・グループのインターネット電話「BBフォン」の代理店業も始めた。

 竹岡容疑者は別のBBフォン代理店も経営。
一次代理店として、同社だけで全国に約一千の二次、三次代理店を抱えていた。