寒さや空腹・喉の乾きに耐える女の子
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炎天下、水分補給なしで激しく運動させられたり
雪の積もる中裸足・裸で連れ出されたり
食事を著しく制限されてしまったり 陽子は行きかう人々の視線から一刻も早く逃れるように
全力疾走で最寄の駅に向かう。
冬の寒さにコートに身を包む大人達が唖然とした顔で
雨にでもあったかのように身体にセーラー服の夏服、超ミニスカート
をはりつかせ、裸足で電車に乗り込んできた美少女を振り返る。
セーラー服から透けてしまう少女の胸のふくらみや乳首に、
セーラー服の裾から覗くお臍に、真っ赤になった太股に、
嘗め回すような異性の視線がまとわりつく。
同姓からは侮蔑と嘲笑の視線が突き刺さる。
いつもなら常連と化した痴漢達の餌食となる毎日なのだが
今日はさすがに、ずぶぬれの陽子の異様な風体に痴漢達も
よって来ず、車内は陽子を遠巻きに失笑に包まれていた。
車内は暖かく、しだに陽子の身体も温まってくるとはいえ、
裸足でむき出しにされた脚は氷のように冷たくなっている。
足の指先まで真っ赤になっている。
と、陽子は学校まで数駅前の駅で途中下車する。
継母からは最寄の駅から途中までの駅代しか渡してもらっていない。
残りは、そのままの姿で走って学校まで向かわなければならない
のだ。
冬の空気の中、真っ白な息を吐きながら、陽子は
学校へと走りだす。
今日もまた、ようやく動き出した冬の朝の商店街に、
裸足に夏のセーラー服という場違いな美少女が走る
哀しい姿があった。 しかし陽子の向かう先は家庭での虐待から逃れる安住の地ではない。
教師から、生徒から、陰湿極まるいじめに会うだけの
もう一つの地獄にすぎない。
もう遅刻を免れない陽子の脳裏には、これから始まるであろう
反省室で行われるであろう、教育指導という名のおそるべき罰
、保健室でなされる羞恥の身体検査、そして教室や便所、体育準備室
でなされあるイジメ、校長室でなされる進路指導という名の虐待、
部活での「しごき」…暗澹たる未来予想図が広がっていく。
息をきらしてセーラー服の夏服を着た少女が校門についたのは
校門が閉められた15分後だった。
息を切らし、のどがヒリヒリと痛む少女の瞳に
風紀係を担当する体育教師の竹田が嗜虐的な笑みをうかべながら
竹刀をもって近づくの姿が映った。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています